第7回異分野融合セミナー「末期がんを楽に治癒させる未来を創ろう」
癌治療には外科療法、制癌剤療法とともに放射線療法が汎用されており、癌の早期発見が遅れた場合は、制癌剤療法や放射線療法が用いられる傾向にある。
しかし、制癌剤や放射線は、その副作用が問題になる場合も多い。
そこで、「がんに集まる無毒成分で、放射線の効果を増感する物質があれば、放射線による副作用を大幅に軽減できる可能性があり、更に、癌の完全寛解が期待できるかもしれない」と考えた。
その観点で探索、放射線増感剤SQAPを見出した。
そのような物質は国際的に実用化に至っているものはなかったが、SQAPは医薬品レブリチンとして、2023年秋に、動物の癌治療用医薬品として認可された。
その発見及び基礎開発、実用開発、そして動物用の医薬品として、その実用段階の結果も含めてお伝えしたい。
人の薬ではなく、先に動物薬というのはなぜか?
これも癌の治療薬開発にとって極めて重要な過程であることも併せて説明します。
奮ってご参加ください。
【日時】 2024年10月23日(水) 17:00~19:00
【会場】 オンライン開催(ZOOM)
【講師】 東京理科大学 名誉教授 坂口 謙吾 先生
講師略歴
北海道大学理学部生物学科卒 理学博士
約13年間在米、主にカリフォルニア大学で研究
1990年 東京理科大学に着任、理工学部応用生物科学科教授
2016年 東京理科大学名誉教授
株式会社 エム・ティー・スリー 代表取締役社長 福原 崇臣 様
講師略歴
2006年大阪市立大学大学院博士課程(工学)を終了後、
(株)新日本科学にて薬物代謝の分析業務等を修得。
2007年パナソニックへ転職し創薬支援ロボットの開発
2009年パナソニックヘルスケアへ転籍
2010年滋賀医科大学神経難病研究センター 神経診断治療学部門客員助教
神経疾患およびがん分野における研究・開発~薬事戦略を広く推進。
2015年HMT(株)技術開発本部長
2014年HMTバイオメディカル (株)取締役副社長
2019年(株)エム・ティー・スリー(執行役員CTO)
薬事・臨床戦略、医薬品工場の立上げなどを推進
2022年取締役CTO
2024年代表取締役社長兼CTO(現任)
【参加費】 無料
【定員】 なし